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2回目の冷凍胚移植の妊娠判定前日に基礎体温が下がっていて、こりゃダメだ・・・という思いで迎えた判定日当日。
果たして結果は??
基礎体温V字回復
判定日当日の朝。
まさかの基礎体温V字回復してたりしないかな~なんて期待しながらいつものように基礎体温を測ると・・・
上がってる!!
まさかのまさかの
基礎体温V字回復キターーーーーー(≧▽≦)
いや、まて・・・ぬか喜びはいかん。
一回下がってるしね。期待しないようにしよう。
そんな期待したいけど期待しないという気持ちで病院へ向かいました。
妊娠判定
病院ではまず採血をして、血液中のhCGの値で妊娠しているかを判定します。
採決後、順番が来て診察室に入っても、先生の表情からは全く結果は読み取れず。
はるちょんさんですね。
今回の移植の結果、妊娠が確認出来ました。
え??「妊娠が確認出来ました」って今言いました・・・?
妊娠した・・・・!!
やっと!!
この時の心境は、もちろん嬉しかったんですが、
まだ喜ぶのは早いんじゃないかという気持ちが大きかったです。
hCGの値だけで見ていてまだ胎嚢の確認したいない段階だったので。
今思えばもっと素直に喜べばよかったと思います。
でも、今このお腹に赤ちゃんがいるんだと思うとなんだか不思議な気持ちだったのは覚えています。
旦那の反応は?
旦那には結果は直接言う事にしていたので、仕事から帰ってきてすぐに
「どうだった・・・・?」
と恐る恐る聞いてきました。
「・・・妊娠してたよ!!」
と言うと
「・・・・え!!??」
とすごく驚いていました。
前日に基礎体温が下がったことを言っていたので、旦那もダメだと思っていたようです”(-“”-)”
そして、まだ喜ぶのは早いと思うのは私と同じようで、でも喜びたいという気持ちで
「ほーーーーーー!!」
とずっと言ってました(笑)
クリニック卒業
妊娠判定の2週間後に再びクリニックへ行き、無事胎嚢が確認できました。
その後心拍も確認出来て、お世話になった不妊治療専門のクリニックも卒業しました。
私が印象的だったのは、妊娠が確認出来た時には一言も「おめでとうございます」は言われず、クリニックを卒業する時に初めて
「おめでとうございます」
と言っていただいたことです。
そしてその後は大きな問題もなく、2020年12月に無事男の子を出産しました。
自由に豊かに暮らせる社会を願って
結婚してすぐに始めた私達夫婦の不妊治療。
FT手術をして人工授精、そして体外受精・・・丸2年の不妊治療期間でした。
体外受精2回目で妊娠できたことは本当に幸運だったと思います。
何回も辛い採卵をされている方、体外受精をしても中々授かれない方、本当にお辛いと思います。
私はたった2年の不妊治療でしたが、それでも出口が見えないこの治療は本当に辛かったです。
絶対に妊娠することが分かっていれば、どんなに辛くても頑張ろうって思えるけど、
これだけ頑張っても結果妊娠しなかったらどうしよう・・・
今までにかかったお金すべてが無駄になってしまったら・・・
そう考えずにはいられませんでした。
結果妊娠出産できた人の不妊治療の話なんて聞きたくないという方もいるとは思いますが、妊娠出産できた人の話も聞きたいという方がもしいるのであれば、少しでもお力になれればと思ってこの話を書いていました。
私はたまたま20歳の時に行った婦人科で将来妊娠しにくいかもと言われていたため、結婚後すぐに不妊治療を開始できました。
これがなければ、不妊治療のスタートはかなり遅くなっていて、年齢も上がり妊娠出産できる確率は下がっていたかもしれません。
多くの人が自分は不妊治療なんてしなくても大丈夫。
そう思っているのではないでしょうか。
私もそうでした。
でも、決して他人事ではないんです。
いずれ妊娠を希望するのであれば、早めに婦人科で検査をすることを強くお勧めします。
自分は大丈夫。
という考えは本当に捨てた方がいいですよ。
私は今のところ2人目は考えていませんが、保管してもらっている冷凍胚はまだあるので、しばらくは破棄せずに保管を継続しようと思っています。
(保管継続にも毎年お金がかかります( ;∀;))
今不妊治療を保険適用にするという話も出ていますが、どうなることやらですよね。
不妊治療で現実問題大きな負担となる「お金」だけでも、少しでも負担が軽くなれば助かる人はたくさんいると思います。
私は助成金をもらいましたが、それでも自己負担額は100万を超えていると思います。
お金の問題さえ解決すれば不妊治療を続けて妊娠出産できる可能性があるのに、断念せざるを得ない人がいるというのは、とても残念なことだと思います。
そして、働く女性にとって不妊治療をしながら働くということは、想像以上に辛いことだと思います。
私は金銭的負担よりも、こっちの方がしんどかったです。
どんなに理解のある職場でも、急に休まなければいけない、他のスタッフに負担をかけるというのが心苦しいですよね。
不妊治療に対しての正しい知識をみんなで共有して、お互いに協力して支え合える社会になるといいなと思います。
みんなが自由に豊かに暮らせる社会であってほしいと心から願っています。
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