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見ただけで今まで史上最悪に量が少ないと分かる精液を持ってTクリニックへ向かいました。
人工授精中止
採精カップを提出して待っている間、今までのように寝てしまうなんてできなくて。
お願いだから何かの間違いで人工授精できる量でありますように・・・・!
そんな風に願っていました。
いつも一時間以上待つのに30分くらいで呼ばれ、なんだか嫌な予感・・・。
診察室に入ると先生が。
はるちょんさん。旦那さんの精液今回量が少なくてですね・・・これだと人工授精はおすすめできません。
あぁやっぱりか・・・・・・
あの、やっぱりこの量じゃ人工授精しても妊娠する確率はないってことですか?
・・・0ではありませんが、当院ではこの量取れなかった場合はおすすめしてません。お金もかかることですしね。ただせっかく通院して排卵日も近いですし、今日タイミングを取ってみてはいかがですか?
・・・・はい
タイミングね・・・・それで妊娠できれば苦労してないよ。
それがダメだから人工授精してるんでしょうが。
もう頭の中真っ白っていうか真っ黒って感じでした。
結局この日人工授精はできずでした。
仕事を休むことへの罪悪感
これまであまり触れていませんでしたが、当時私は正社員で働いていたため、卵胞チェックや人工授精の通院のために度々仕事を朝数時間だけ遅刻することが増えていました。
前もって通院する日が分かっていればお休みももらうこともできますが、卵胞の育ち具合によって日時を指定されるので、通院日が分かるのは早くても1週間前。
人工授精当日は確定するのが2,3日前の事が多く、シフトを変わってもらうことも難しく・・・。
職場の人には不妊治療していることを伝えていたので理解は得られていましたが、それでも迷惑かけているという自覚はもちろんあったので、申し訳なさをいつも抱えていました。
この日も仕事を遅刻して病院に朝イチで行っていたので
仕事これだけ休んで通院したのに、結局人工授精できないってなんなの・・・・・?
そんな思いがぶわっとこみ上げてきました。
初めて泣いた日
先生と話した後、看護師さんに呼ばれカウンセリング室みたいな所で話をしました。
そこで我慢していたものとか全部溢れてきて・・・・
せっかく仕事を休んで通院しているのに、人工授精すらできない
旦那を責めちゃいけないのは分かってるけど、辛い
そんなことを泣きながら話しました。
本格的に不妊治療を始めて約9か月。
今まではなんだかんだ割と楽観的に考えていて、リセットしてがっかりはするけど、泣くほど落ち込むことはありませんでした。
これが不妊治療で初めて泣いた日でした。
思い返しみても不妊治療していて何が一番負担だったかって、
仕事を休まなければいけないことに対する罪悪感です。
仕事を辞めて不妊治療に専念できたらどんなに楽だろう。
そう思っていました。
ただ、実際に専業主婦になって不妊治療していたらそれはそれで大変だと今なら思えますけどね。
仕事をすることで気晴らしになっていた部分はかなりあると思うので。
それに自分で稼いでるというのも精神衛生上いい部分だったと思います。
でもこの時はそんなこと考えられなかったので、ただただ辛かったです。
続きます。
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