歯科衛生士という仕事のやりがい 必要とされる人になるには

今日はちょっと嬉しいことがあったので書きたいと思います(#^^#)

皆さんは今の仕事にやりがいを感じていますか?

私は歯科衛生士として10年働いてきましたが、最初の頃はただお給料をもらう為だけに働いていました。
途中いろいろあってこの職種から離れたこともありましたが、今の歯科医院で働くようになってから、この仕事って楽しい。って思えるようになりました。
もちろん一番はお給料の為に働いてるんですけどね笑

それは、先生や同僚、そして患者さんに必要とされていると感じられるようになったからだと思っています。

  • 今の仕事にやりがいを感じられない
  • 歯科衛生士として働いているけど全然楽しくない

そう感じている方の参考に少しでもなればと思います。

患者さんからの出産頑張ってのプレゼント

産休に入って3日目の夜、職場の後輩ちゃんからこんなラインが届きました。

「こんばんは!今日定期健診できた〇〇さんからはるちょんさんへ、お祝いを頂きました。ロッカーに入れておくので、また時間があるときに遊びに来るついでに持って行って下さいね」

その〇〇さんという患者さんは、私がずっと定期検診を担当してきた同世代の女性の方でした。
前回定期検診にいらしたときに
「11月から産休に入るんです」
とお伝えはしましたが・・・。
たまに雑談したり、仕事のお話を聞いたりしていましたが、私を指名している患者さんではなかったので、まさかお祝いをくれるとは思っておらずびっくりしました。

でも、とても嬉しかったです。

歯科医院での歯科衛生士の役割って?

歯科医院で歯科衛生士ってどんな仕事をするか皆さんご存じですか?

「あの先生の隣に立って水吸ってくれる人でしょ」

そうですね、間違ってはないです笑

先生のアシスタントも業務のひとつですが、歯科助手にできなくて歯科衛生士にできるもの。それが

  • 歯磨き指導
  • 歯のクリーニング

分かりやすく言うとこれです。

最近予防歯科という言葉をよく耳にしますが、虫歯や歯周病になる前に予防のために歯医者に通うという方が増えています。
では予防のためには歯科医院で誰が何をしてくれるのか?

それが歯科衛生士による歯のメンテナンス(つまり歯磨き指導と歯のクリーニング)です。

厳密にいうと歯周病治療も歯科衛生士の仕事ですが、それを話すと長くなるの今回は割愛します。

私が勤めている医院では毎日30人近くの方が定期検診として歯のメンテナンスにきます。
3カ月~半年に一回皆さん来るんですね。

  • 虫歯、歯周病のチェック
  • 磨き残しの指摘、磨き方に指導
  • クリーニング(歯石、歯垢の除去、ステイン除去)

内容はこんな感じです。

基本患者さんは担当制で、なるべく同じ歯科衛生士が行うようにしていました。
ただ完全担当制ではないので、その時の状況によって違う衛生士が担当することもありました。
シフト制ということもあって毎日全員が出勤しているわけでもなかったですしね。

私は勤務歴も一番長いということもあり担当の患者さんは多かったですが、担当というだけでなく私を指名してくれる患者さんも多かったです。

次もはるちょんさんでお願いします!

って患者さんから言われるということですね。

美容院ではないので、こちらから歯科衛生士の担当のご希望はありますか?なんて聞くことはありませんが、患者さんからそう言われればそうしていました。

私は自分のことを、優秀な歯科衛生士だ、と思ったことは一回もありません。

もっと歯磨き指導が上手な人はいくらでもいるし、歯のクリーニングが上手な人もたくさんいると思います。

でも私が他の人よりちょっと得意かな?と思うのは

患者さんとのコミュニケーション

これです。

正直患者さんも、この歯科衛生士さんは上手とか下手とかよく分からないですよね。
判断基準なんて痛いか痛くないかくらいじゃないですか?

でも、この衛生士さんと喋るの楽しいな~とか、体調とかいつも気にかけてくれて嬉しいな~とか。

そういうのって覚えてるんですよね。
それが毎回毎回続くと、自然と歯科医院に行くのも嫌じゃなくなったりしませんか?

私は医療職もある意味接客業だと思っています。

もちろん一番は医療を提供することなんですが、まず来てもらわないことには提供できないんですよね。
歯科医院嫌いな人って多いと思うんです。
行かなくていいなら行きたくない。そういう人、多いですよね?

でも、ちょっとの時間に雑談したり、自分のこと覚えてお話してくれたり、そういう人がいるとちょっとでも行くのが憂鬱って気持ちが軽くなるんじゃないかと思うんです。

歯科医師は一人しかいないので、なかなかそこまで気を配れないので、そういうことは歯科衛生士の役割なんじゃないかと思っています。

だから、私を指名してくれてた患者さんの多くは、
私と話すのが楽しいから
って理由で指名していたと思います。

必要とされるって嬉しい

次も担当はあなたがいい!

そう言われて嬉しくない人ってあんまりいないですよね?

人間なので合う合わないってありますし、この患者さんはちょっと苦手・・・って思うことももちろんあります。

でも私は私を指名する患者さんで嫌だなと思う人は一人もいませんでした。
これは幸運なことかもしれませんが・・。

はるちょんさんのおかげで私の歯は健康だわ、いつもありがとう

そう言われることで、

もっと頑張ろう!
他の患者さんにもそう思って貰えるように頑張ろう!

そう思って更に仕事に打ち込む。

好循環なんですよね。

もちろんそんな私を先生はちゃんと見ていてくれて、ボーナスUP!!とまではいかずとも笑
しっかり評価してくれたこともモチベーションUPの大切な要素でした。

やっぱり人から必要とされるって嬉しいですよね。

あなたがいなくても大丈夫

より

あなたがいてくれて助かる

の方が言われて嬉しいのは当たり前ですよね。

でも、そう言われる存在になるためにはやっぱり努力が必要だと思います。

  • この人の役に立つにはどうすればいいか?
  • この人はどんな言葉を求めているのか?

そういうことをしっかり自分の頭で考えて行動する。

私もそんなに意識していたわけではないけれど、今振り返るとそうやって仕事をしてきた気がします。

変化によって改めて感じたこと

今年の4月。妊娠が分かり悪阻が始まって、更にコロナのこともあって、歯科衛生士業務が正直辛かったです。
先生に相談して、歯科衛生士業務から受付業務に変えてくれることになったんです。

それからは基本は受付。私指名の患者さんだけ担当するという感じに。

受付に変わってから一番感じたと事。

患者さんって意外と歯科衛生士のこと覚えてるんだな。

ってことです。

「あれ?はるちょんさん今日は受付なの?」
「今日はいつものお姉さんじゃないから寂しかったよ」
「もう中には入らないんですか?いつもやってくれてた方ですよね?」

こんな風に患者さんから声をよくかけられました。
ちなみにこれは私を指名していない人達の声です。

私を指名している方はもちろん私のことを認識していて、はるちょんって名前も覚えてくれていることは分かっています。

でもそうじゃなく、そこまで仲良くなっていたわけでもなく、雑談する時間が多かったわけでもなく、ただ私が担当することが多かった方達。
そんな方達も私の顔や名前をちゃんと覚えてくれてるってことが、素直に嬉しかったです。

中には5歳の男の子が

いつものお姉さんじゃなくて寂しかった

って言ってたってお母さんから聞いた時はキュンとしちゃいました( *´艸`)

そして、定期検診の患者さんに「今日で私は最後なので、次回から他の衛生士が担当させて頂きます」ってお話すると皆さん寂しがってくれて。

中にはお祝いとプレゼントまで下さる方もいて。

本当に嬉しかったですね。

ずっと今まで通りに働いていたら分からなかったことだなぁと思いました。

一度受付に変わったり、産休に入るという変化があったからこそ感じられたことだと思います。

まとめ

結局自慢?って思われる方もいるかもしれませんが、そうですね、自慢と言えば自慢です。

でも自分がしてきた仕事を自慢できるって素敵なことだと思いませんか?

私は豊かな人生を送るのに仕事って重要なパーツだと思います。

  • その仕事は自分を豊かにするものにするのか?
  • それとも自分を疲弊させるだけのものにするのか?

結局自分次第だと思います。

大切なのは自分で考えて行動に移すこと

  • 自分ならこういう人が傍にいてくれたら嬉しいかな?
  • そういう人になるにはどうしたらいいか?

自分の頭で考えるんです。

もちろん職場によっては自分がいくら努力しても変わらない超ブラックな職場もありますので、そんな所からは早めに逃げちゃいましょう。

皆さんの人生が少しでも豊かになりますように。

では今日はこの辺で。


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